素直な心──歪みなく、色のついていない心で。

歪んだ鏡には、本来の姿は映りません。
色がついた眼鏡では、本来の姿を見れません。
あらゆることに対して、そのありのままを見て、知ることができる──
それが、素直な心だと言われています。

ただ、これはなかなか難しいことです。
実のところ、そうした心というのはもう、神さま・仏さまの心ではないでしょうか。
ですので私は、現世は仏の心に達するための修業・勉強の場だと考えています。

神さまや仏さまといえば、「神頼み」という言葉がありますね。
みなさん、お祈りやお参りの際にはお願いごとをされると思います。
私ももちろんお願いごとをします。そのお願いごとはいつも決まっています。

「どうぞ私を好きに使ってください」

こうお願いするのです。ちょっと変わってますか?

こうしてお願いすれば、神さまは私を使って、世の中に喜ばれることを行うでしょう。
ところが喜んでくださった方は、私に笑顔でお礼を言ってくれます。
私としては、神さまが私を好きに使った結果ですので、それで皆さんが喜んで私に笑顔を向けてくれるのですから、なんともありがたい話です。

自分がしたい事や得たい事をお願いして、それが実現しなかったら
「神さまなんてお願いしても聞いてくれないじゃないか」
とか、または
「神さまなんてなんの力もないんじゃないか」
となってしまいますよね。

その点、私のこのお願いなら裏切られません(*´∀`)
これもまた「歪みなく、色のついていない心」の一歩だと思っています。